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2005/11/02

障害者自立支援法

改造内閣ー とか世間が騒いでいる間に、通っちゃいけない法案が可決致しました。するりと。
「障害者自立支援法」 です。

新聞の扱いは、随分と小さかったです。
ニュースでは 殆ど取り上げていなかった。内閣の特番で忙しかったんだよね。
マスコミが取り上げなければ、国民は どんなに危険な法律が可決したのか ということがわからないまま施行されてしまうと思います。

この法律の大きな柱はふたつ。
ひとつめは、現在別の法律で運営されている 障害者福祉サービス(知的・身体・精神)を、一元化しようというもの。
ふたつめは、サービスを受ける人たちに、サービスを受けた分の1割負担してもらおうというもの。

このふたつめが曲者なのです。
この内容のお陰で、障害者団体が大きな反対運動を起こしていました。
何故なら、障害を持った人たちに、1割負担はキツすぎるからです。払えないからです。

現在は、所得に応じた負担金です。
所得といっても、多くの障害を持った方たちの収入の多くは「障害基礎年金」 です。
多くて 月額\82758(1級)、そうじゃなければ \66208(2級)。
これにプラスして、生活保護を受給したり、授産施設や小規模作業所・民間企業で働いた分の給与がある方もいます。
といっても、たかが知れている額です。
年間10万円未満の就労収入人口が、7割というデータもあります。

そんな反対の声に対して、政府はこのような救済制度を盛り込んでいます。

・ 生活保護世帯の方→ \0
・ 市町村民税非課税世帯で障害基礎年金2級(月\6.6万)のみ受給の方→ \15000
・ 市町村民税非課税世帯の方→ \24600
・ 市町村民税課税世帯の方→ \40200

フツーに考えて、\66208 しかもらってない人が、\15000 支払ったらどーなると思います???
それで、自立した生活が出来ると思いますか?
好きなものを食べて、好きな服を着て、好きな場所に行くことが出来ますか?

「全て国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(憲法25条①)
「健康」に生きるためには、サービスを受けなければなりません。
この法律が施行されたなら、トイレに行くにも 御飯を食べるにも 着替えをするにも 外出するにも、お金が掛かります。
生きるために、「文化的な」生活を捨てなければならないことになりかねないのです。
本1冊・CD1枚 買うのを我慢することになるのでは?
むしろ、「最低限度の生活」すら 危険になってくるわけです。
この法律こそ、明らかに憲法違反なのではないでしょうか。

こんなことになったのは、国の財政が逼迫しているからです。
かといって、こんな所からお金を取るのは、果たして「平等」 といえるのでしょうか。

でも、可決されてしまったのは、きっと障害がないあたしたちのせいでもあるのではないか・・・と思っているのです。
障害がある人は、自分の生活には関係ない存在であり、フツーの生活など出来ない・望んでいない、と思っちゃいませんか?

政府が、増税・年金問題・少子化対策・・・と 次々と投げかけられる難問に囚われ、自分には無関係であると思い込んでいる 社会的弱者から逃れようとしてはいませんか?

障害者問題は、いつも自分のすぐそばにあると思います。
交通事故・アルツハイマー・様々な疾病・・・
自分や家族が、障害を持つことなど 容易にあり得ることなのですから。

☆此処ら辺の事情に詳しい人が たくさん読んでいそうなので・・・(笑)。それ違うよ! ってとこがあったら教えてください 汗

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コメント

初めまして。ブログ読ませて頂きました。
構造内閣発足の影でひっそりと障害者自立支援法が可決してしまいましたね。私は今、福祉系大学の4年です。障害者分野に関しても勉強しているのですがホントに「生存権」って何のためにあるの??と、障害者施策を学ぶたびに考えさせられます。

「①健康で②文化的な③最低限度の生活・・・」。
生存権を3つに分けてみましたが、国民として当たり前に受けられる権利が障害者分野に関してはこの3つが当たり前のものじゃありませんよね?どこかに引っかかるものがあります。

それじゃぁ、障害者は国民じゃないの?とさえ思うときもあります。
mayuさんのおっしゃる通り、障害は特別視するものではなく自分にもいつどこで関わってくるか分かりません。明日はわが身です。

介護保険分野において「予防福祉」という格好イイ名前をつけて
新しい取り組みをしていますが、結局は官僚の作った策が誤算となってしまい、そのしわ寄せが生活弱者に来るのですよね。
今回の障害者「自立支援」法という名前を聞くと支援費制度より響きはイイかも知れませんが、中身は全く名称と一致していません。

障害者を支援するための施策であっても結局はこれ以上国の借金を増やさないための施策という感じを強く受けました。

訳の分からないコメントで大変申し訳ありませんが、書かせて頂きました。ホントの生存権が保障される日を祈りつつ・・・。

                             maming

maming様>
レスどうも有難う御座います。
あたくしは、まだ介護保険も施行されていない(施行される年に卒業)時期に 障害児(者)福祉を学んでいました。
その頃は、措置が当然で、ノーマライゼーションという言葉すら、一般的ではなかったように思います。精神保健の分野も新しかった頃です。
あたしたちも、これから変動していく福祉制度に、どうなっていくのか・・・と感じていた頃でした。

福祉学から離れて久しいので、ちょっとお恥ずかしい内容かもしれませんが・・・(笑)。
政府だけでなく、国民も障害を持つ方たちを 同じ「国民」と認識していないのでは? と思うのです。
所謂、差別と偏見です。

国の財政負担を増やさないため・・・というのは、全くその通りだと思います。
文句を言わない所にしわ寄せをしておけばいいのでしょう。

maming様も、もしも福祉分野へ就職するとしたら、色々な困難にぶつかると思います。
でも、「本当のやさしさ」 をもって 頑張って欲しいと思います!

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